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力覚ハンドル

写真

人の操作力を検出するセンサシステムの開発を行っています。

従来は力覚センサ・アンプを利用していましたが、搬送時の操作力の検出に必要な機能について「シンプル」「安価」を考慮し、新たな力覚システムを開発しました。
写真の力覚ハンドルは人の押す力と引く力の1軸のみを検出するため他軸からの影響を考慮しなくてよい構造であり、さらにアンプを必要としないため非常にシンプル且つ安価に構築できます。

力覚ハンドルは、例えば坂道で重い荷物を運ぶ、持ち上げるなど、人が行う負担の大きい動作を電動アシストする機器へ適用が可能です。 その他、4輪で走行する台車や車椅子の他、農作業や土木作業で荷物の搬送に使用する一輪車やレールに沿って移動するカート、吊り上げ式リフトなど、一方向だけのアシストで良い場合にも利用できます。

弊社にて開発した搬送アシストプラットフォームは、アシストシステムの駆動部に汎用モータと汎用モータドライバ、制御部にマイコンを用いて実現しているため安価に構築できるだけでなく、電源投入と同時にシステムが起動します。 さらに、バッテリーの電圧確認・表示機能やモータの電圧制限など安全にも配慮しています。
また、1つのモータに対して1つの力覚ハンドルとした左右独立システムとなっており、お互いの故障など影響を受けない構造であるため、故障時にユニットの交換と調整を容易に行えます。

本技術は、特許を出願中です。

納入実績:物流機器業界、物流業界、食品製造業界




重い荷物や坂道での搬送における操作者の負担を軽減するプラットフォームです。 後ろ二輪の回転数差によりその場旋回ができ、小さい力で前後移動と左右旋回ができるようにアシストします。
前方の荷台には農作業の収穫かごや上下に動くテーブルリフトを設置するなど、様々な用途に合わせた利用が可能です。



パレットユニットと接続して搬送物を持ち上げて搬送することができる搬送アシストリフト台車です。 搬送物の下面と地面の隙間にパレットユニットを配置し、左右から挟み込むようにリフトユニットを接続します。 リフトアップ機能により高さ調整ができるため、様々な搬送物に対応できます。 リフトユニット内部の力覚ユニットに接続されたワイヤーを引いて操作します。

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